福井でリフォーム業を営んでいます、ボンドベースの営業担当です。
今回は、先日、解説した塗料の種類の中から、ラジカル制御型塗料について、お勧めの塗料を紹介いたします。
弊社では、アステックペイントの塗料を、主力としてお勧めしています。
そのアステックペイントの取り扱っている、ラジカル制御型塗料は『スーパーラジカルシリコンGH』です。
「塗り替えのコストを抑えたい。でも最低限の機能性は欲しい」そのような方のために、高機能のスーパーラジカルシリコンGHを、お勧めいたします。
シリコン塗料ベースのラジカル制御型の塗料です。
最大の特徴としては、ラジカル制御機能があることで、塗装の劣化を防ぐことが期待できる点です。
ラジカルとは、塗料に色をつける顔料の主成分の酸化チタンが、紫外線の影響により発生する物質で、塗料を劣化させる原因となっています。
そのラジカルを、ラジカル制御型白色顔料とHALSという光安定剤を配合することで、塗膜の劣化を防ぐことができる塗料なのです。
他の機能としては
通常のシリコン塗料と比較すると、ラジカル制御により耐用年数が長くなっているため、費用対効果が高い。
外壁を指で触れた際に、手にチョークの粉のようなものが付着する、チョーキング(劣化現象)が起こりにくい。
汚れが付着しにくく美観を長期間保持することが可能。
汚れに強く変色しにくいため、塗装時の光沢を長期間持続させることができる。
バイオ技術によって、苔やカビが付きにくいという特徴がある。
同グレードの他メーカーのラジカル制御型塗料としては
日本ペイントの『パーフェクトトップ』
エスケー化研の『エスケープレミアムシリコン』
この2つが代表的な塗料です。
同じく、シリコン塗料ベースのラジカル制御型の塗料で、特徴や機能としては、ほぼ同じ感じです。
気になるのは、どれぐらい長持ちするのか? 工事費用はいくらぐらいになるのか?ですよね。
では、ここで3種類の塗料を比較していきましょう。
各塗料のメーカーがカタログやHPで公表している、耐用年数と設計価格を比較してみます。
耐用年数とは、塗装片(塗膜)をキセノンランプの光を照射することで、塗装片を太陽光の下に暴露した状況を人工的に作り出します。
塗膜の光沢率が80%を下回らない時間を計測して、その時間から実際の耐用年数を推測したものです。
設計価格とは、3回塗りの塗装を行う際の「塗料の材料代」に「職人の人件費」を加えた1㎡あたりの材工共の価格のことをいい、塗料メーカーが公表しているものです。
では、早速、比較してみましょう。
条件として、外壁の種類は、窯業系サイディングとします。
価格は、下塗りの塗料分も含まれます。
まずはアステックペイントの『スーパーラジカルシリコンGH』
耐用年数 12年~14年 設計価格 2,950円/㎡
次に、日本ペイントの『パーフェクトトップ』
耐用年数 12年~16年 設計価格 4,350円/㎡
最後に、エスケー化研の『エスケープレミアムシリコン』
耐用年数 14年~16年 設計価格 3,660円/㎡
耐用年数は、2年程しか差がありません。
設計価格は、結構、差があります。
『スーパーラジカルシリコンGH』は、150㎡だとすると、工事金額は、442,500円
『パーフェクトトップ』は、外壁の面積が、150㎡だとすると、工事金額は、652,500円
『エスケープレミアムシリコン』は、外壁の面積が、150㎡だとすると、工事金額は、549,000円
と言うような工事金額になります。
『スーパーラジカルシリコンGH』は、耐用年数は、他の2つに比べると、若干、劣りますが
工事金額をかなり、抑えることができます。
何故、価格が安いかと言うと、日本ペイントやエスケー化研の塗料を、塗装屋さんが購入する方法は
塗料の問屋さん経由での購入となり、問屋さんの利益も含まれます。
アステックペンとは、加盟した塗装屋さんのみが、直接、購入するから安いのです。
この『スーパーラジカルシリコンGH』は、既にリタイヤし、お子さんも独立して帰ってこないから
自分の代の間だけ綺麗ならそれでいいと言うお考えのご年配のご夫婦や、工事金額を抑えたいと
お考えの方にお勧めです。